冷え性の原因
多くの冷えは「自律神経」の乱れが大きく影響していると考えられています。
ただ、原因ははっきりと解明されておらず治療が困難であるという現状があります。
自律神経とは、本人の意思と関係なく独立して動いている神経系です。
交感神経と副交感神経で構成され、バランスをとって活動しています。
ところが、この自律神経のバランスが崩れることで、末梢の血管が収縮し血液の循環がうまくいかなくなることがあります。すると皮膚の温度が低くなり「冷え」が起こると考えられます。
女性は筋力が少なく、全身を巡った血液を心臓に押し戻す力が弱いため、末梢の血行不良がおこりやすいのです。
また、女性ホルモンの周期等で温度変化やストレスに敏感な面もあります。
自律神経やホルモン分泌は脳と密接な関係があり、ストレスの影響も受けやすいのです。
交感神経が亢進しすぎると、血管が収縮し冷えを招きます。
白血球内の顆粒球が増加することや活性酸素も増加することから、冷えが増幅されます。
冷えによる末端血行障害
毛細血管内を流れる血球成分が詰まりドロドロ血に。
水分が周囲にしみだし、むくみ、老廃物や疲労物質の排出が悪くなります。
血行、代謝が悪くなります。
病気は冷たいところ=血行不良に発生する
体温が下がるとどんな症状が現れるか
36.5℃・・・健康体、免疫力UP
36.0℃・・・震えることによって熱産生を増加させようとする
35.5℃・・・恒常的に続くと→排泄機能低下、自律神経失調症、アレルギー症状
35.0℃・・・がん細胞が最も増殖する温度
34.0℃・・・水でおぼれた人など生命の回復ができるかギリギリの温度
身体のどこから熱は生まれるか?
骨格筋22%(安静時・活動時は60%)、肝臓20%、脳18%、心臓11%、腎臓7%、皮膚5%
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